SmartsheetがAIデータ統合を強化するAWSコネクターを発表
大手エンタープライズ作業管理プラットフォームのSmartsheetは、AWSとの戦略的パートナーシップを発表し、SmartsheetからAmazon Q Businessにデータを同期する新しいコネクターを立ち上げた。この革新的な動きは、Smartsheetの年次ENGAGE顧客コンファレンスで発表された。Amazon Q Businessは、顧客のエンタープライズシステムのデータと情報に基づいて、質問に答え、要約を提供し、コンテンツを生成し、安全にタスクを完了できる生成AI搭載アシスタントだ。新しいコネクターにより、Amazon Q Businessの顧客は、Smartsheetで管理されているプロジェクト、プログラム、プロセスに関する情報をインテリジェントアシスタントに問い合わせることができ、ナレッジベース全体で統一された検索エクスペリエンスが提供される。
データに基づく意思決定は、あらゆる組織の成功に不可欠だ。しかし、データが複数のビジネスアプリケーションに分散しているデータサイロは、多くの企業にとって依然として大きな課題だ。Salesforceの最近の調査レポートによると、接続されているビジネスアプリケーションは平均でわずか28%と推定されている。SmartsheetとAWSの新しいSmartsheetは、顧客のSmartsheetデータを、Salesforce、Slack、Microsoft Teams、AWSなど、Amazon Q Businessで有効になっている他のデータソースと安全に組み合わせることで、この問題に対処することを目的としている。この統合により、2024年のFortune 500企業の約85%を含む世界中の企業の1,300万人を超えるSmartsheetユーザーが作業管理データに簡単にアクセスできるようになり、生産性と効率が向上する。
Smartsheetコネクターは、Smartsheetを業界をリードするエンタープライズAIツールと統合するように設計されており、顧客はビジネスアプリケーション全体でシームレスに作業できる。Smartsheetの柔軟なデータモデルをAmazon Q Businessと統合することで、双方の顧客が作業管理データにアクセスできるようになるため、データの保存場所を気にすることなく、ビジネス成果の向上に集中できる。例えば、サービス運用マネージャーは、新しいコネクターを使用して複雑なプロジェクトをより効率的に提供できる。Amazon Q Businessインテリジェントアシスタントに特定の質問をすることで、チームは、接続されているSmartsheetのシート、会話、添付ファイルなど、複数のデータソースからインサイトにアクセスできる。この合理化されたプロセスにより、クライアントの維持率が向上し、精度が向上し、全体的なサービス品質が向上する。
生成AIは、企業の知識の保存、アクセス、活用方法に大きな変化をもたらしている。この移行は、データ管理と活用の可能性の境界を再定義する機会を提供する。作業管理データをAmazon Q Businessに統合することで、SmartsheetとAWSは企業の知識ベース全体で統合されたAI検索エクスペリエンスを作成し、データの真の可能性を引き出すことができる。Smartsheetは、Smartsheetがミッションクリティカルな作業に戦略的かつ効率的に取り組めるAI機能を開発するために、AWSなどの業界リーダーと提携している。Smartsheetコネクターは、2つの組織が協力してチームの働き方を変える強力なAIツールを提供している最新の例だ。
出典:Smartsheet