1996年の設立以来、HanmiGlobalは、売上高と完了したプロジェクトに基づいて、韓国有数の建設およびプロジェクト管理会社としての地位を確立することに成功しました。2019年にENR誌によって世界第9位にランク付けされた同社は、同誌のプロジェクトおよび建設管理会社のトップ10に20年以上連続して選ばれ続けているアジアの唯一の企業です。

HanmiGlobalの開発能力は複数のアセットクラスに及び、住宅、ホテル、リゾート、高層ビル、複合用途にわたるプロジェクトを手がけています。また、産業、エネルギー、インフラストラクチャー市場内でも事業を展開しています。同社は、プロジェクトのライフサイクル全体を通じて請負業者やコンサルタントなどのプロジェクト参加者を積極的に管理することで、建設時間とコストを削減することに誇りを持っています。

HanmiGlobalの運用部門のプロジェクトマネージャーは、多くの関係者から膨大な量のデータを収集する数百もの進行中のプロジェクトの管理を担当しています。手動でのデータ編集は困難なため、ステータス更新はスプレッドシートとメールで配信されていましたが、一元管理されていないためデータ収集は困難で、プロジェクト現場と本社サポートチームの間でコミュニケーションのミスが生じる可能性がありました。

プロジェクト管理ワークフローのデジタル化と改善を目指していたHanmiGlobalでは、従業員が使いやすく理解しやすいソリューションの導入が不可欠でした。HanmiGlobalは、既存のプロジェクト管理ソフトウェアを利用してデータを照合し、重要な情報を管理できるようにしていましたが、ユーザーがその機能を活用するのはほんの一部だけでした。また、いったん実装した後のカスタマイズも困難でした。Smartsheetのスプレッドシート型のインターフェイスは、スタッフメンバーのスムーズな移行を可能にし、必要に応じてカスタマイズでき、使いやすいものでした。

Smartsheetのシートの行にファイルを添付できる機能により、プロジェクトチームはSmartsheetをハブとして活用し、ドキュメントや作業活動を簡単に記録し一元管理できるようになりました。Smartsheetの柔軟性と自動化機能を活かして、HanmiGlobalのプロジェクトチームは必要に応じて機能を強化し、既存のシステムと統合を進めました。

Smartsheetには複数の参加者の関与が重要なため、HanmiGlobalのデジタルトランスフォーメーションオフィス（DTO）は、参加者が迅速かつ簡単に理解できるよう、簡単なユーザーマニュアルを作成。プロジェクトの初期段階で、ニーズに合わせてカスタマイズし活用できるよう、新規ユーザーのサポートにあたりました。

Smartsheetでは、単一のデータソースを使用してプロジェクトステータスレポートが効率的かつ正確に中継されるようになりました。SmartsheetデータをTableauダッシュボードと統合することで、HanmiGlobalは強力な視覚化ツールを使用してデジタルワークプロセスを変革しました。プロジェクト参加者はエンタープライズレベルのデータを利用できるようになり、専門的なビジュアルデータが手元にあるため、より正確な意思決定が可能になりました。ダッシュボードは海外のクライアントにとって特に役立ち、韓国で進行するプロジェクトのライフサイクルをリアルタイムで確認できるようにもなりました。

Smartsheetではダッシュボード内のデータがリアルタイムで更新されるため、プロジェクトマネージャーは目の前のタスクに集中でき、管理やレポートに費やす時間を削減。プロジェクトに関わるクライアントのSmartsheetの満足度も良好です。

Smartsheetプロジェクトとユーザーの数を増やすという目標を達成するために、HanmiGlobalのDTOは、建設プロジェクトマネージャー向けの教育プログラムを準備しています。プログラムにはカスタマイズされた従業員トレーニングとシステム統合プロトコルが含まれ、プロジェクトマネージャーがカスタムプロジェクト管理テンプレートでSmartsheetを使用できるようになります。経験豊富なユーザーの数が増えると、より多くのデータがSmartsheetプラットフォームに蓄積され、ユーザーエクスペリエンスの向上が促進されます。

Smartsheetは、HanmiGlobalが開発した建設プロジェクト管理プラットフォームとも統合。これにより、事前定義されたテンプレートをプラットフォームに簡単に接続できるようになり、HanmiGlobalのプロジェクト管理システムがさらに洗練されたものとなりました。

出典：Smartsheet