Smartsheet(スマートシート)がAPIエンドポイントの変更と新管理者機能によりユーザーエクスペリエンスを向上
著名なソフトウェアプラットフォームであるSmartsheet(スマートシート)は、APIエンドポイントに大幅な変更を発表した。運用の効率化とユーザーエクスペリエンスの向上を目指し、これまで無制限だった2つのエンドポイントについて、APIトークン当たり1分当たり60リクエストの制限を設けることを決定した。これには「Get folder」エンドポイントと「Get workspace」エンドポイントが含まれており、これらは廃止される。この変更により、これらのエンドポイントのパフォーマンスが最適化され、よりスムーズなユーザーエクスペリエンスが実現すると期待される。
これらの変更に加えて、Smartsheetはユーザーのシートタイプとプラン管理シナリオをサポートするための新しい操作と改善も導入した。これらの機能強化はシステム管理者向けに特別に設計されており、ユーザーシートとプランの管理における制御と柔軟性を高める。重要な追加機能の一つとして、ユーザー一覧にシートタイプが含まれるようになった。GET /2.0/users呼び出しでplanIdクエリーパラメーターを使うことで、システム管理者は各ユーザーに関する詳細情報にアクセスできるようになった。これには、プランに関連するシートタイプ、シートタイプの最終変更タイムスタンプ、ユーザーがプランドメインの内部ユーザーか暫定ライセンスユーザーかが含まれる。
さらに、Smartsheetはシステム管理者がユーザーの全てのプランを一覧表示できる新機能も導入した。GET /2.0/users/{userId}/plansを呼び出すことで、ユーザーが参加している全てのプランを表示できる。この機能により、ユーザーのさまざまなプランへの関与をより包括的に把握できるようになり、より効果的なプラン管理が可能になる。
最後に、Smartsheetシステム管理者がプランからユーザーを削除できるようになった。DELETE /2.0/users/{userId}/plans/{planId}を呼び出すことで、プラン内でユーザーが以前に共有していた全てのアイテムへのアクセス権を取り消すことができる。ただし、この操作は元に戻せないため注意が必要だ。この新機能により、システム管理者はプランへのユーザーアクセスをより細かく制御できるようになり、プラットフォーム全体のセキュリティーと整合性が向上することが期待される。
出典:Smartsheet